石鹸と洗剤の違いを理解しよう

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「石鹸は洗剤なのか?」このテーマは洗剤をどのように捉えるかによって変わってきます。

一般的に洗剤とは何でしょう?シャンプーのことを洗剤とは呼びませんし、ボディソープも洗剤とは呼びません。石鹸も体の汚れを落とす目的で使うものは、洗剤という意識はありません。

つまり、洗剤というのは体以外の物についた汚れを落とす意味で使われています。

あまり意識せずに区別しているようですが、法律上も体に使用するものは薬事法の適用になって区別されているのです。

他方で、洗剤という言葉の本来の意味を考えれば、汚れを落とすために加えられるものを意味し、それは石鹸であっても該当します。ですから、広い意味で考えればシャンプーも石鹸も洗剤だと言えます。ちなみに、洗剤というのは界面活性剤の働きによって汚れを落とすもので、酸やアルカリの作用によって汚れを落とすもの、例えばトイレ用やパイプ用、カビ取り用などの多くは洗浄剤と呼ばれて区別されています。

また、洗剤は界面活性剤に占める「純石けん分」の割合で名称が変わります。純石けん分とは、まさしく石鹸(脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウム)を意味し、界面活性剤が100%純石けん分でなけれは「石けん」という名称は使えません。

他の界面活性剤が少しでも混じると「複合石けん」扱い(洗濯用は30%未満、台所用は40%未満)、他の界面活性剤が多いと合成洗剤扱い(洗濯用は30%以上、台所用は40%以上)です。洗剤の名称を決めるのに純石けん分が基準になっている以上、やはり石鹸は洗剤であるということです。

結局のところ、体に使う石鹸というのは扱いが洗剤ではないけれども、成分としての石鹸は洗剤という扱いを受けているというのが正しい解釈だと考えられます。