石けんが作られるプロセス。鹸化法、中和法、エステル鹸化法の3種類をご紹介

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石鹸の作り方には3種類あり、鹸化法(ホットプロセス、コールドプロセス)、中和法、エステル鹸化法と呼ばれる方法です。家庭でできる方法は鹸化法になりますが、他の方法についても説明しています。

鹸化法(ホットプロセス)

釜炊きとも呼ばれ、油脂を鍋や窯で加熱し混ぜながら、水酸化ナトリウムを少しずつ入れて反応させていきます。

その後、塩析といって食塩水で不純物を分離させ、純度の高い石鹸を取り出すこともあり、個人では塩析はせずにそのまま固めることが多いようです。
加熱することで反応を進める作用がありますが、それでも時間の掛かる製法で、小規模な製造業者や個人ではこの方法が使われます。

■鹸化法(コールドプロセス)

火を使わずに、化学反応の熱を利用して反応させる方法で、時間は掛かりますが個人ではコールドプロセスが主流になっています。

油は比熱が小さく温度が上がりやすいので、湯せんを使って温度調節を行い、油と水酸化ナトリウムを概ね40℃程度にしてから、両者を混ぜ合わせて反応させます。

■中和法

油脂を蒸留して脂肪酸とグリセリンに分け、脂肪酸に水酸化ナトリウムを加えて反応させます。

反応が短時間で済み大量生産に向きますが、脂肪酸とグリセリンに分解するところが個人ではできず、大規模な製造業者が使う方法です。
また、高純度の石鹸である代わりにグリセリンを含まず、保湿成分を混ぜることがあります。

■エステル鹸化法

油脂をメタノールと反応させて、脂肪酸メチルエステルとグリセリンに分け、脂肪酸メチルエステルに水酸化ナトリウムを加えて反応させます。

理屈上はメタノールがあれば手作りできますが、脂肪酸メチルエステルを取りだす工程と手間が増えるので、一般的に個人では行われず製造業者が高純度の石鹸を得るために使います。